大きな 大きな 腕の中に
少しだけ張った 水が波打つ 抱き締めたらこぼれ落ちて 無くなってしまう心が ひとつぶの 滴になって 暗い 暗い 闇の縁へ流れてく 覗いたところで 何も見えず 井戸の底にこだまする 音 何もない を 抱えている様で せつなくて こわくて 涙がこぼれそうになる 悲しみが 滞り無く続く 真実だとしたら ここにあるものは ただ存在する 涙の理由 探すために 歩き出すことはないけれど 引きずった 重たい衣を剥がす作業も出来ず ずぶ濡れになったまま 足を踏み出す こころには ぽっかりと 穴があき 無の重さをどんどん増していく闇が 恐くて恐くて 仕方ない #
by tu_kiss
| 2005-06-05 16:21
| homesick
違うのかぁ と 手を離す
遠い目で そっと 手を離す そこに 在るものが 欲しかったものなのに ガラスの透明の 柔らかい 不思議なモノに憚れて 解らないところに行ってしまう 手を振って 下を向いて 首を傾げて 空と地面が すり替わってしまったみたいな錯覚を起こす 自分のこころが ただただワルイものの様な気がして 責めるべくところのない思いは ただただそこへ向かい行く ゆっくり吐き出した気持ちに掛けられた 冷たい思いは 凍ることもせずに さらさらと流れてしまう ここに居ていいよと 優しく言っているのに 一生懸命両手を広げて待っているのに この胸に返ってくるモノは 寂しい ただの砂のような 空気 過ぎゆく時計を見つめながら 小さい息を吐く 少し前の時間に戻るのもイヤだから 少し目をつぶって しばらくの時間を超えてしまいたい #
by tu_kiss
| 2005-05-30 16:42
| tears
目に見えるところに居たのが
跡形もなく消え去っても なんだか余韻が残っている気がして 追いかけてしまいたいけれど してはいけないと こころが言う だからしない だからしないよ だから、しない。 投げ出した足でリズムを取って 少し離れた身体を見て でも すっとこちらを見るんだと思うと 笑顔がこぼれてしまう 付いて 歩く 晴れた日に 少し汗ばむ背中が日に焦げる 陽が痛い 視線がイタイ 手を振って 振り返らない その存在が すっと 一瞬で遠くなってしまう 現実を見た #
by tu_kiss
| 2005-05-28 15:46
| happy
朝起きて 窓から光る 空を見た
カーテンを開け 窓を開け 外の空気を吸ってから 空っぽのこころが 外気で酔った 何も思考に物事を入れず 少し踏み出す足は いつもと同じ 昨日と違うものはどこにあるのか 探しても見つからないと思っているから 目を伏せて 目を伏せて 深い深い 夜の底に落ちたままうずくまって寝ていたのかな 遠い遠い世界から 一気にひきずり返され起きてきたみたいで ぽかん と あいた空洞に 響く 朝の 鳥の声 飛んでいきたいなぁと 空を見上げたら 哀しくて たまらなくなってしまうから 足下にすり寄る 小さなぬくもりを 抱き上げてカーテン 少し閉じた #
by tu_kiss
| 2005-05-25 15:43
| homesick
少し傾いた 身体で 笑う
挨拶のキスを忘れない 肩が並ばないのに 揃って 窓の縁に肘を掛ける 触れるのが はずかしいから 少しだけ もう少しだけ小さくなろう 何も言えない 心から 溢れるものの代わりみたいに 空から つぶつぶ 落ちてきて here we go, It's rainning... 少しだけ短い右指を 凄いちからで隠したときの 否定されたような その瞳にひかれたよ 優しく抱いて 目を閉じる 暮れない夕陽に おやすみを促しながら 地面に落ちた 虹のおうちを探しに行こう 一緒に行こう #
by tu_kiss
| 2005-05-24 03:45
| love
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